「あなたのハット率はどれくらい?」|ゼロワンのアワードとブル率の関係
ゼロワンあるあるとして、
ハット後のラウンドでノーブル
という現象があります。ハットに浮かれて集中が切れてしまったのか、あるいは逆に意識して集中が過度になってしまっているのか、原因は不明ですが、私の場合はよくあります。。
その一方で、ノーブル連発したり、逆にロートンやハットを連発したり…ということをしていくうちに、ふと、
「いまのスタッツだと『ハット・ロートン・ワンブル・ノーブル』はそれぞれどのくらいの確率になるんだろう?」
ということが気になりました。
DARTSLIVE も PHOENIX もブル単体の数やハット・ロートンのラウンド数はカードを使っていれば記録が残るのですが、残念ながらワンブルやノーブルのラウンド数はカウントされません。
そのかわり “ブル率” についてはどちらのアプリでも確認することができます。このブル率が分かればおおよその割合が求められるのでは?ということで、実際に計算してみました。
ブル率から各アワードの確率を計算する
ファットブルでブルを狙い続けるとして、1ラウンド3投での組合せは以下のようになります。
1投目 | 2投目 | 3投目 | アワード |
---|---|---|---|
Not Bull | Not Bull | Not Bull | ノーブル |
Bull | Not Bull | Not Bull | ワンブル |
Not Bull | Bull | Not Bull | ワンブル |
Not Bull | Not Bull | Bull | ワンブル |
Not Bull | Bull | Bull | ロートン |
Bull | Not Bull | Bull | ロートン |
Bull | Bull | Not Bull | ロートン |
Bull | Bull | Bull | ハット |
なお、ブルに入らなくてもトリプルやダブルに入ることによってロートンになる可能性はありますが、ここでは簡単のため無視します。
ここからブル率 $P$ を用いて各アワードの確率を求めると、以下のようになります。
\[\eqalign{ P_{HATTRICK} &= P^3 \\ P_{LOWTON} &= 3P^2(1-P) \\ P_{ONEBULL} &= 3P(1-P)^2 \\ P_{NOBULL} &= (1-P)^3 \\ }\]グラフ化してみた
上記の式を用いて、ブル率別の各アワードの確率をグラフ化しました。ゼロワンのおおよそのスタッツはブル率から計算することができますので、これを基準にした DARTSLIVE でのフライトを上部に記載しています。
ブル率と各アワードの確率
グラフを見ると、変化点から以下のようなことが読み取れます。1
- ノーブル ⇒ ワンブル
- ブル率 25% 以上でノーブルよりワンブルが優勢に
- DARTSLIVEで 、PHOENIXで くらい
- ワンブル ⇒ ロートン
- ブル率 50% 以上でワンブルよりロートンが優勢に
- DARTSLIVEで 、PHOENIXで くらい
- ロートン ⇒ ハット
- ブル率 75% 以上でロートンよりハットが優勢に
- DARTSLIVEで 、PHOENIXで くらい
- ワンブルとロートンの確率は 50% を越えない
- ブル率 30% 前後をピークにワンブルの数が減っていき、ロートンの数が増えてくる
- ブル率 70% 前後をピークにロートンの数が減っていき、ハットの数が増えてくる
よしだの場合
執筆時点でレーティングが DARTSLIVE で 11、PHOENIX で 14、ブル率が 35~40% くらいでした。
この視点で見ると、
- ロートン率がノーブル率を上回り始める
- ノーブルは 20~25% の確率
- ハット率は 10% 程度。ノーブル率より全然低い
A フラとはいえ 5 ラウンドに 1 回くらいはノーブルがある、という計算になりますね。ノーブルに過度に凹むことはないぞ!ということで、精神衛生的に有用な情報かもしれません。笑
実際に投げていると、このグラフのような確率で平均的にアワードがみられるという感覚ではなく、冒頭で申し上げたとおりノーブルを連発したり、ロートンやハットを連発したりということが多々あります。そこから考えると、レーティングは瞬間瞬間で変動していて、平均値としてレーティングやブル率があるということなんだろうなと感じます。
瞬間的には平均レーティングを大きく上回っていたり、下回っていたりするということなので、そのブレをできるだけ少なくして、好調がキープできるようになってくるというのがすなわち上達なのかなと。
トッププロの感覚は?
前回の記事に引き続きJAPANの大和久明彦プロのツイートを引用させていただきます。
アベレージ的にRt17.5を超えたあたりからHATのほうが多くなりますよ😊
— 大和久明彦✡️DYNASTY TRIPLEIGHT☪️ (@aki0009aki0009) December 12, 2020
カウントアップのアベレージ1000点オーバーも01アベレージ130超えてたら普通です😎
先ほどの結果では
くらいからハットが優勢に、ということでしたが大和久さんの感覚では くらいからのようですね。前回の記事もそうですが、実際にこのあたりのレーティングの方の感想はうかがってみたいところではあります。まとめ
今回は、ブル率とゼロワンのアワード確率について調査してみました。
ご自身のブル率と照らし合わせると「感覚と違う!」ということもあるかもしれませんが、あくまでも計算上の値なのでひとつの基準としてお考えいただければと思います。
私の目標は、ロートンの確率がワンブルの確率を越える、ブル率 50 %からの AA フライト!道のりは険しそうですが、頑張って練習していきます!
脚注
-
DARTSLIVE / PHOENIX ともにブル率から単純にスタッツを求めてたものを記載していますが、両機はスタッツの求め方が若干異なるため、厳密に一致するというわけではありません。あくまでも参考値としてお考えください。 ↩
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